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ニュル24hレース 概要

アウトバーンとドイツの交通事情

ドイツの交通マナーはピカイチ

ニュルブルクリンクに公共交通機関だけで向かう方法はありませんので、私はいつもフランクフルト空港からレンタカーを利用しています。
空港からニュルブルクリンクまでは、速度無制限の高速道路・アウトバーンを利用しておよそ1時間半です。仕事がら数多くの国や都市での運転経験がありますが、アウトバーンを走る度にドイツの交通マナーはピカイチだなと感心しています。
最初に驚くのは、制限速度がほぼ確実に守られていることです。速度無制限が原則のアウトバーンですが、危険な場所や交通量が多い場所では130km/hや80km/hなどの速度制限が設けられています。一般道の法定速度は100km/hですが、街や集落の周囲では70km/hに制限されます。さらに学校や病院の周囲は10km/hと非常に厳しい制限が設けられていますが、誰もがキチンと守っています。

それだけではありません。日本ではよく見る光景ですが、ドイツで右側追い越し(日本で言う左側追い越し。ドイツは右側通行です)をするクルマはほとんど見ません。遅いクセに追い越し車線に居座り続けるクルマも見ません。
自分より速いクルマが来た時はもちろん、速いクルマが来ていなくても、右側の車線に空きが出来たらすぐ右側に寄って、皆で追い越し車線をクリアにしようと努めています。そう聞くと、飛ばし屋に都合が良いだけのように感じるかも知れませんが、ゆっくり走っている他車を煽るクルマも滅多にみません。それぞれ好きな速度で走りたい、他のクルマのドライバーの意志を尊重しているのだと感じています。

※アウトバーンには速度制限がありません。

レンタカー事情

レンタカーは、日本を出る前にネットで予約しています。
ハーツやエイビスといった大手会社なら、すべて日本語で予約が取れます。
日本を出る前に予約確認メールをプリントアウトして持っていくようにしています。
空港に着いたらレンタカー会社のカウンターで印刷した予約確認メールとパスポート、国外免許証を差し出せば手続きをしてくれます。
ドイツはジュネーブ条約に加盟していないので、国外免許証の対象外とされていますが、実際には国外免許証でレンタカーを借りることが出来ますし、事故が起きた時の補償も受けられます。
手続きをするカウンターとクルマを受け取る駐車場が離れていることが多いですが、いつも丁寧な構内地図をくれますので心配していません。

ドイツは右側通行で、もちろん左ハンドルです。レンタカーにはマニュアル車も多いのですが、予約の時にAT車を希望することも出来ます。ドイツをはじめ右側通行の国を走る時には、左折の時にちょっと気を付けて、反対車線に入らないように走っています。走り始めはなるべく周りのクルマの流れに乗って、少し感覚を慣らすようにもしています。 左ハンドルのマニュアル車で、速度無制限の道路をアクセル全開で走行する。アウトバーンを走るだけで、かなり日本の日常から離れた経験を満喫できます。
私にとってアウトバーン走行はまたドイツに来れたんだなぁと実感させてくれる楽しい時間です。

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