グランプリコースで気取らない雰囲気を体感

観戦席がグランプリコースに用意されていますが、毎年20万人以上と言われる観客のほとんどは、北コースに沿って設けられたキャンプ場で楽しんでいます。レースが始まる何日も前から泊まり込み、BBQとビールの宴会を楽しんでいます。そんな地元式の楽しみ方は事前の準備が大変ですので、日本のファンの方には、グランプリコースで楽しむことをオススメします。応援するマシンを1台決めて、そのゼッケン番号を覚えてみましょう。有名なチームのマシンでも、カラーリングが気に入ったマシンでも、マシンを決める理由は何でもOKです。
そしてレーススタートから数時間は、応援するマシンの姿を追いながらレースを見てみましょう。
マシンを見つけにくい夜になったら土産物屋さんやカフェを巡ったり、応援するマシンのピットを覗きに行ってみましょう。
チームメンバーやドライバーの表情を間近に見れば応援にも熱が入ります。例えワークスチームの有名ドライバーでも、ファンにはとても気さくに接してくれます。
サインや記念写真など、頼めば誰でも気軽に応じてくれます。
そんな気取らない雰囲気を体感することが、ニュルブルクリンク24時間レースの醍醐味だと思っています。
パドック内のカフェやレストランには順位を表示するモニターもありますので、正確な順位を知ることも出来ますし、夜は冷えますのでホテルに帰ってテレビ観戦に切り替えてもOK。
サーキット内には、レースの展開が逐一分かるモニター付きのVIPラウンジもありますが、すし詰め状態のパドックの熱気に晒されて観戦する方が私は好きです。